CEO Message

CEOメッセージ

CEO メッセージ

“つなぐ”チカラで、
よりよい社会、豊かな未来を築く。

AZAPAは、日本独特の合理的ではあるが変革が起こりにくいピラミッド型産業形態の中で、もっとオープンな環境でものづくりをしたいという想いから生まれたスタートアップです。自動車業界で実績を重ね、現在は技術、人、企業、事業を“つなぐ”ことで新たなシステムを創るSI(システムインテグレーション)が主な事業分野となりました。特に近年は地球規模の課題であり、大きな変革が求められているモビリティ、エネルギーの軸を連携させることに注力しています。

私たちの業務には、つなぐ対象への深い「理解」、システム全体を俯瞰し最適を見定める「視点」、ベストな選択であることを実証する「技術」が不可欠です。未知の分野に臆することなく好奇心をもって向き合い、学び続けることこそがその原動力。私自身、自動車のエンジン制御理論開発に携わるエンジニア出身なので、今も技術トレンドの追求はもちろん、長い休みには何かヒントが得られないかとまったく新しい分野の専門書数冊を読破したりしています。

AZAPAの業務分野は他に例が無いため、難しいことをやっている会社というイメージが強いようです。ガチガチのエンジニア集団と思う人もいるでしょう。しかし、実際に働いているのは、文系・理系を問わず、ユニークな経歴やスキルを持つ人が多いのです。
AZAPAの強みは、さまざまな分野のエキスパートがシナプスのようにつながった「集合知」。強みと強みをインテグレーションして、最大の力を引き出す組織力が武器なのです。通常ではなかなか会うことさえ難しい企業や官公庁のトップクラスの方々と仕事をすることができ、また社員同士が刺激し合うことで、一人ひとりがダイナミックに成長していることを実感できるはずです。将来はAZAPAで経営を極めてもいいし、キャリアアップして転職してもいい。スピンオフして起業するのも歓迎です。以前ヒトの感性や感情を数値化しプロダクトやサービスに応用する事業を展開していましたが、これを分社化。その事業を牽引していた者が社長となりました。起業を志す人には、経営を学びながら一事業を統括していくという最適な環境が用意されています。AZAPAのスピリットを宿した卒業生たちがさまざまな業界で活躍し、共によりよい未来を築いていくことは私の理想でもあります。

環境破壊、戦争、飢餓、貧困など、世界が抱えるさまざまな課題を念頭に置きつつ、「共感」と「共創」によって経済価値の高いものを生み出していくこと。今よりもよりよい社会、豊かな未来を築いていこうという想いに応え、力を貸してくれる方の参画をお待ちしています。

代表取締役社長&CEO 近藤 康弘

CEO Q&A

AZAPAはどんな経緯で創業したのでしょうか?

2008年、OEM(自動車メーカー)でエンジン制御理論開発に携わるエンジニアだった私は、後にリーマンショックと呼ばれるようになる世界同時不況を目の当たりにして、日本の閉鎖的な産業構造に危機感を覚えました。その経験から、産業の取引構造を改編し、常識にとらわれないクルマを作りたいという想いを形にするため、AZAPAを創業しました。

日本の自動車業界は、Tier(ティア)と呼ばれる階層から成る独特のピラミッド構造をつくっています。OEMを頂点として、その下にTier1、Tier2と続きます。Tier1(1次サプライヤー)がOEMに部品を納入し、2次・3次以降のサプライヤーがそれぞれ上の階層に部品を納めるという流れです。「こんなクルマを作りたい」といった企画・車両開発はOEMが行い、Tier1以下のサプライヤーはOEMが求めるスペックや基準に見合った部品を供給する。この構造により日本の自動車産業は、高品質の車を安価に提供してきました。一方で閉塞感が強く、イノベーションが起こりにくいという一面があります。
それに対して欧州のOEMとサプライヤーは対等で、「協業」と表現するにふさわしい関係を築いています。また、外からも技術的なアイデアを募るなど「オープンイノベーション」を実践しています。欧米に近しいオープンな産業構造をつくるため、AZAPAは日本の産業構造を変革する起爆剤のような存在を目指しました。
現在は、取引構造をつなぎ直しすことで、未来へつながるサスティナブルな社会をつくる事に事業の意義を拡大しています。

AZAPAは自動車業界を変えることができましたか?

そうですね。ある自動車関係の著名な方が私たちの立場を「Tier0.5」と呼んでくれました。このとき少しではありますが、日本の産業構造に風穴を開けることができたかなと思いました。これは、OEMとTier1の間で研究や設計のサポートをする立場を表現した造語で、OEMと「共創」関係にある存在であることを意味しています。

いまでこそAZAPAは、OEMとサプライヤー、モビリティとエネルギーなどさまざまなものを“つなぎ”、最適なシステムを創ることが主な業務となり、自動車業界以外にも事業を拡大していますが、創業まもない頃AZAPAの主な業務は、自動車の研究開発でした。研究開発を外部が請け負うのは非常に珍しいことなんです。

AZAPAは何をやっている会社なのですか?

一言でいえば、企業、行政、自治体、研究機関などを“つなぐ”ことで新たな人と社会の接点を創る、「システムインテグレーション」が主要事業です。特に今は、地球規模の課題である、モビリティとエネルギーを融合・連携させ、本当の意味での脱炭素社会を実現することに力を入れています。

AZAPAが発表した太陽光発電&蓄電による独立型ソーラーカーポート「E-STATION」は、その好例です。電力系統から完全に分離・独立した発電・蓄電設備に加え、制御システムを一体化したこのシステムは、太陽光発電による電力のみで運用され、EV(電気自動車)のみならず電動バイクやキックボードなどの充電もできます。昨今はあらゆるものの電動化が進み電力需要のピーク予測が困難になりましたが、ピークカットという形でこの問題の解決にもつなげています。また、災害時には非常用電源として一般開放されるよう設計されており、有事の際にも活躍します。
この取り組みは、中国電力さま、広島県さま、パナソニックさまとの協業により、すでに実証実験がスタートしており、社会問題の解決に寄与しています。

AZAPAはなぜ大手企業の共創パートナーに選ばれるのでしょうか?

スタートアップ企業であるAZAPAが大手企業に選ばれる理由は、大きく3つあると考えています。

1つめは「エビデンス」。皆が納得する検証結果を示す技術力があるからです。その要となるのはデータ。AZAPAは、早くから解く対象のデータを収集する「計測」に注力しています。これによって乗り心地のデザインなどユニークな開発も牽引してこれました。今では、ここで培った知見を応用し、リアルな世界と同様のモデルをバーチャル環境に作成し課題を解くという、精度の高いシミュレーション開発へと発展させてきました。この手法は、開発と検証を同時に進めることができるため、開発のスピードアップが図れるだけでなく、価値設計の自由度が高まるなど、多くのメリットがあります。

2つめは「集合知」。例えばエンジンの設計には、機械工学、熱力学など7つの分野の専門知識が必要です。AZAPAのアプローチは、一人が全分野をカバーするのではなく、異なる分野のエキスパートの力をシナプスのようにつなげたチーム体制で対応していこうというもの。今後は電動化に伴って新たな知見が必要となりますが、研究や開発の対象が変わろうとも、チームで最大の力を発揮できる体制が評価されています。

最後は、スタートアップならではの「柔軟性」。大手企業は、先行きの見えない先行投資はできません。でも、私たちはその身軽さを生かし、必要だと思えばすぐに企画開発に着手し、社会実装することができる。また、その結果をフィードバックして次の課題を見つけることもできる。大手企業との協業では、こうした臨機応変な機動力が事業推進の弾みになります。

AZAPAはどんな人材を求めているのでしょう?

AZAPAは、他にはあまり例のない事業を行っているスタートアップですので難しいことをやっているように思われていますが、特別な技術や経験、資格などは必要ありません。私たちが求める人材は、次の3つの条件を満たす人です。

1つめは、「挑戦」を恐れないこと。前例のないことに対して二の足を踏むことなく、好奇心を持って取り組んでくれる人です。

2つめは、「共感力と共創心」を持って相手を理解し、共通点探しが上手い人です。異なるものを“つなぐ”役割を果たすのですから、誰よりもつなぐ対象を知らなくてはなりません。単に技術だけでなく、企業文化や産業構造まで学び、深く理解して初めて「インテグレーション」が可能になります。複合的な視点でつなぐ相手を見極め、どこを“のりしろ”にしたらいいか見つけることができる人ですね。

3つめは、「よりよい未来」を築こうとしている人。これはきれいごとではなく、そのベクトルをもって働いた方がやりがいを実感できるし、事業の経済価値も高いためです。AZAPAは、戦争、飢餓、貧困、環境、エネルギーなど世界が抱えるさまざまな問題を表面的に理解するだけでなく、自分事としてとらえ、解決に導こうと努力する人を求めています。

私たちの存在意義は、一過性の儲け話ではなく、新たな考え方や技術をつなぐことで、環境などさまざまな課題解決につながる“持続可能なイノベーション”を生み出し続けること。私たちはそれを造語で「イノバビリティ<Innovability(Innovation+Sustainability)>」と呼んでいます。事業推進の源泉は「社会をより良くしたい想い」。これを体現できる環境で、自分を成長させたいと願う方をお待ちしています。

AZAPAで働くと成長できますか?

はい。社員のキャリアデザインのために会社を経営しているといってもいいくらいです。笑
皆さんがしっかりと自分のキャリアを描けるよう、学び育つ土壌を大きく3つ用意しています。

1つめは、正しい絶対評価。年功序列や曖昧な相対評価といった日本的な基準を廃し、それぞれに明確な目標を提示し、その達成度に応じて対価を支給しています。

2つめは、対企業でも対官公庁でもトップレベルの人たちと働く機会を得られること。国内のOEMのほとんどと取引させていただいていますが、向き合う相手は役員クラスばかり。他の企業に何十年勤務しても縁がないような経験が重ねられます。

3つめは、将来に向けた幅広い選択肢が用意されていること。もはや一生同じ会社にいるという時代ではないです。AZAPAでトップを目指してもいいし、キャリアアップして転職してもいい。スピンオフして起業もOK。資金もパートナーもビジネスモデルも用意してスピンオフさせた「HAKOBUNEプロジェクト」という実績もあります。

まずは3年しっかりと働けば、自分の価値が高くなったことを実感できるはず。そこからいろんな道が広がっていきます。

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