Employee Voice

社員インタビュー

卓球愛が過ぎて、公務員へ。
安定を捨て、ベンチャーへ。
オープンでフラットなカルチャーで
キャリアを育て直す。

2022年入社 H. T
経営企画部
シミュレーション開発エンジニア
応用物理学専攻、修士課程修了。公務員行政職へ新卒入職後、2022年AZAPAにジョイン。大学院でのシミュレーションを用いた研究の経験を生かしモデルベース開発に従事。小学校から現在まで卓球に打ち込む。

県庁の経理からベンチャーのエンジニアへ180度転身

これまでのキャリアを教えてください。

大学・大学院では応用物理学を専攻しました。「社会人になっても大好きな卓球は続けていきたい!」という強い希望があって、いくつか公務員試験を受けて合格した中から卓球部のある地方都市の県庁に入職し、経理として4年半ほど勤務したあと、AZAPAに転職しました。
新卒での就職活動は、仕事内容や組織風土などの企業研究はほとんどしませんでした。それが裏目に出まして、ちょっと仕事に慣れてきた頃に、自分はここには合わないなと思うようになったんです。周囲は安定を求める人が多く公務員という特殊な環境もあって、新しいことや変わったことはできない雰囲気でした。あと、自分の将来が全部見えてしまって、5年後にはこうなっていて、10年後にはこのポジションにいてといった感じで。
仕事って人生の多くの時間を占めますよね。1日8時間以上、週5日何十年も。それに気付いてからは割と早い段階で転職を視野に入れ始めました。特に人生100年時代といわれる今だからこそ、いろんなことにチャレンジしたい!方向転換だってできる!という思いが強くなっていったんです。
転職するなら次はIT業界と決めていて、勤めながらITの勉強も継続していました。勤務地は、所属している卓球部を続けるために東海地区に絞りました。とりあえず転職サイトに登録していろいろと求人を見ていたところ、AZAPAから「ポテンシャル採用」のオファーが来て、転職市場での自分の価値を知りたいと思ったこともあり、軽い気持ちで選考に進んでみたら、内定が出たんですよ。

周囲の大反対を押し切りAZAPAへ

内定を承諾するにあたって、ご家族や友人から何か反応はありましたか?

大反対されました。絶対やめとけ!絶対公務員に残った方がいい!みんな口を揃えて言ってましたね。笑
今だから言いますけど、実は僕も疑ってたところはありました。面接で「ジョブローテーション制度」の説明を受けたときのことなんですけど、僕はエンジニア志望だったんですが、「もしエンジニアに適性がなくても、本当にできることが見つからなければ最終的に経理に行くこともできます」と言われて、いや、これ絶対とりあえず経理行きましょうってなって、そのままになるんじゃないかとどこかで思ってました。友達も絶対また経理やらされるよと言ってました。笑

それでも入社を決めたのはどうしてですか?

自分には経理以外の実務経験もなかったし、エンジニアに転身するには例え騙されてもこういうチャンスに飛び込むしかないと腹をくくりました。
ベンチャーへの抵抗はなかったですね。AZAPAには、大学院でやってきた研究や自分の気質と親和性があると感じていました。その理由は、院生時代にシミュレーションソフトを使って研究をしていたんですけど、苦手ではなかったので業務でも何とかなりそうだと思いました。あと、それを通じて自分の得意な立ち位置にも気付きがありました。研究室に、研究テーマへのアプローチのセンスがずば抜けた人が何人かいて、研究を神業的にリードするんですよ。とてもかなわないと認めるしなかったんですけど、逆に、リードする人の意向を柔軟に理解して、No.2のポジションで支えるのは合っているなと気付きました。なので、カリスマ性のある人がいそうなAZAPAは、自分にも活躍の場があるような予感がしました。
それに、何かに特化したIT企業よりも、できれば幅広い領域で事業展開しているところがいいなと思ってたので、AZAPAは求める条件に色々合っていました。唯一残念だったのは、卓球部がなかったことですね。笑

求めていたオープンコミュニケーション

入社してAZAPAの仕事はいかがでしたか?

公務員時代よりずっと難しい仕事をやっていますが、やり応えがあります。
当てにしていた大学院時代のシミュレーションの経験も、実際の業務では数%ぐらいしか役に立たなかったですね。その意味では文系出身の人でも十分活躍できる仕事だと思います。理系がちょっと得をする部分は、物理の力学などで学んだ基礎知識ですね。入社してからですが、AZAPAの仕事は、思っていたより研究に近い案件もあるので、アカデミックな研究が好きな人も合いそうだなという印象を持ちました。また、幅広い分野を扱っているからこそ、周りの人の助けをもらうためコミュニケーションがとても大切だなと強く感じます。

AZAPAはどんなところが魅力的だと思いますか?

人ですね。役員クラスの人たちとも立場に関係なくオープンに話せるし、親身に向き合ってくれます。風通しがいい環境に憧れがありましたが、やっぱりいいですね。
業務に近いところだと、エンジニアとしてのスキルも優れていて、仕事の進め方もうまいお手本が身近にたくさんいます。他にも、探求心が強くて、好奇心旺盛で、興味のある分野は子どものように語り尽くしてくれる人もいて、前向きで個性的な人たちが揃っています。
今の上司は、エンジニアとしての技術も高く、コンサルタントとしての提案力もあります。まさにAZAPAが掲げる、さまざまな企業や技術をつなげて新しいシステムをつくり上げていくシステムインテグレーションを体現している方だなと思います。自分はこれまで新しい価値や概念を創造する、いわゆる0→1は苦手と思っていたのですが、上司の近くで働くうちに、そういう力も身に付けていきたいと考えるようになりました。

入社後のカルチャーショック

入社してからカルチャーショックを受けましたか?

はい、衝撃でしたね。入社してすぐ、「仕事に自分を合わせなくていいので、なにか合わないなと思ったら、すぐに教えてください。」と言われました。公務員時代は、配属に不満を言うなんて考えられなかったので驚きました。声を上げるのは最初はちょっと勇気がいりましたね。

ということは、既にジョブローテーションを希望されたのですか?

はい。入社して配属された部署に3か月ほどいたのですが、ちゃんと気にかけてもらっていて「今の仕事はどんな感じ?」と聞かれたので、「仕事の進め方が自分とは合わなくて」とぼそっと口にしたら、具体的にどういうことなのか詳しく話を聞いてくれました。
しばらくして、別の部署に異動を提案されたので行ってみることにしました。そこでもまた「問題があったら教えて」と。社歴とか経験とかは抜きにして、得意なことを会社も一緒になって見つける文化だとは聞いていましたけど、思ったより本気でしたね。
数年後には、自分が周りを気にかけられるまで成長していたいなと思います。

他にもカルチャーショックはありましたか?

ショックとまではいかないですけど、望んだ働き方になりました。公務員時代は自分の仕事が終わっても帰れない雰囲気っていうのがあって、不合理だな、価値観合わないなとずっと思っていました。AZAPAでは主体性を持って働くことができるので、ゴールを共有して、要所要所で成果を報告していれば大手を振って帰れるので、そういう面も自分に合っています。

入社4か月で国際標準化のプロジェクトにジョイン

今はどんな仕事をしているのでしょうか。

いま担当している中で一番面白いのは「MMP=モデルマーケットプレイス」です。AZAPAが描いている構想で、クラウド上のプラットフォームにいろいろなモデルを載せてそこで自由に「シミュレーション適合」を実行して売買取引をしようというものなんですけど、この「概念設計」に取り組んでいます。
社内用のMMPは既にあるのですが、これのアップグレード版を構築して社外用に提供する環境を準備しています。国際標準化して、オープンイノベーションを加速させる環境構築を手掛けていると思うと、やりたかった仕事に携われているなと実感します。

どんな人がAZAPAに向いていると思いますか?

固定概念にとらわれない、変化に対応できる人が向いているんじゃないかなと思います。聞く耳を持っていろんな分野の人と話をしたり、専門外のことにも関心を持ったり、知識を蓄えるのが好きな人ですね。自分はまだ学び始めたばかりなので素直さがあると思うんですけど、将来、一つの領域を極めても謙虚さは持ち続けたいですね。

卓球もエンジニアも、成長のカギは反復練習

成長を感じるのはどんなときですか?

最近だと、新しいプログラム言語を使いこなせるようになってきたときです。最初は一つひとつ確認しながらゆっくりしか進めなかったものが、どんどん慣れてきて指が勝手に動いていく感じがします。何も考えてない訳じゃないですけど、卓球も慣れてくると身体が勝手に動くんですよ。この感覚に近いですね。本当に習うより慣れろで、入社前まで続けてきたITの勉強とは比にならない速度で成長しています。

将来のビジョンはありますか?

まずはモデルベース開発を極めること。可能性はそこから広がっていくと思います。モデルベース開発で使うMATLAB(マトラボ)は、数値解析ソフトウェアなんですが、アイデア次第で分野を問わず色々なものに応用できるんですよ。出来たらいいなと僕が思っているのは、統計解析で卓球の必勝法を導き出すことです。スポーツなので科学されていますけど、現時点では数値化できていない、感覚値や経験値でカバーされている法則等も多くあると思います。なのでMATLABを使って、このラケットにこのラバーを貼ってこの角度でこの速度でこの回転を掛けながらピン球(卓球のボール)をサーブした場合、相手が打ち返せない確率は…なんてことも数値として出せたらスポーツの発展に貢献できるんじゃないかと考えています。ナショナルトレーニングセンター(日本のトップレベル競技者用トレーニング施設)の技術アドバイザーなんてできたら、もう最高ですね。笑

挑戦とは、本当に大切なもの以外の全てを捨てる覚悟

最後に、ご自身にとって「挑戦」とは?

「やらないことを決める」ことですね。何をやるかを決めることよりも、ずっと大事だと思います。
リソースもキャパシティも限界があるので。陥りがちなのは、本当にやりたいことをやっているつもりでも、気が付くと、あれも大事これも大事となっていること、よくあると思うんです。成功をとりに行くためには、何かを捨てる覚悟をしなくちゃいけない。
本当に必要なものを見極める技術は、捨てるセンスにかかっていると思います。

部員、練習仲間を募集しています🏓

卓球部(※サークルではなく、大会で成績を残せる部活)を作りたいです!
普段は名古屋市内や周辺で他のクラブチームの練習に混ざって週2回ほど練習をしています。他のチームに所属していて練習だけという方でも大歓迎ですので、向上心さえあればぜひご連絡お願いいたします。

成績略歴

  • 中2 西日本オープン団体戦優勝
  • 中3 四国総体ダブルス8 徳島県総体団体優勝 四国総体団体出場
  • 高2 四国総体個人出場 国体予選個人8位 徳島県ジュニア個人3位 大阪国際オープン個人・ダブルス出場徳島県総体団体優勝 四国総体団体出場 全国総体団体出場
  • 高3 四国総体ダブルス8位 徳島県総体団体優勝 四国総体団体出場 全国総体団体出場
  • 大2 東海学生2部3部個人戦3位 静岡市地区大会個人準優勝 袋井市地区大会4位 後藤杯ダブルス出場
  • 大3 後藤杯個人・ダブルス出場
  • 大4 後藤杯個人出場

卓球部に関するお問い合わせ先

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AZAPA株式会社
経営企画部 人事グループ
saiyou@azapa.co.jp
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※所属部署、役職および記事内に記載の内容等は、全て取材時点のものです。

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